少年亜武(あぶ)

少年亜武(あぶ)9

亜武の家は
松本ICから車で
約15分の所にある。
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いわゆる新興住宅地にある
小さな戸建で
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姉・希花(のどか)と
4人家族だ。
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父・輝(てる)の
車庫入れ後、
母・柊菜(ひいな)が
玄関の鍵を開けた。
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亜武は
玄関前の廊下の
収納棚の上に
置いている
金魚鉢の金魚2匹が
元気なのを確認し、
2階に上がった。
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「あっと、
手を洗うのを忘れてた。」
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もう一度、1階に降りて
洗面所でハンドソープを
手に付けて洗った。
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2階に上がると
姉・希花が宿題をしていた。
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コロナで学校が休校のため
宿題はレターパックで
送られてくるそうだ。
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亜武は
地元の小学校に通っているので
先生が直接、
郵便ポストに投函してくれる。
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母・柊菜があらかじめ
作っていた夕食を
食卓に並べ始めた。
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姉・希花が話し始めた。
「縄文時代って
原始時代ではなく、
高度な文明があったみたい。
YouTubeで話してた。」
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「えー、そうなんだ」
亜武はうなづいたが、
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「縄文時代って、なに?」
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姉・希花が言うには
日本の一番古い時代で
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その縄文時代は
この長野県が中心地で
中でも八ヶ岳が中心だったそうだ。

そんな他愛のない話しをしながら
亜武は夕食を食べ、
お風呂に入って寝た。