少年亜武(あぶ)

少年亜武(あぶ)7

亜武は車窓を見ていた。
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行きと同じ景色だけど
次回、新幹線に
いつ乗れるのか
わからないから
目に焼き付くそうと
していた。
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父・輝(てる)に尋ねた。
「パパは新幹線に乗ったのは
何回目?」
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「亜武が生まれる
ずっと前に乗ったきりだから
覚えていない。
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北陸新幹線は初めて乗ったよ。
前は何かの用事で
東海道新幹線に乗った。
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もう昔の話しやな。」
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「そうなんだ。」
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東京駅を発車して
50分程で着いた高崎駅を
通過したところ辺りで
トンネルが多くなった。
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車窓を見ても
自分の顔と車内しか見えない。
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隣に座っている父・輝は
スマホを触っている。
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亜武も
タブレットを持っているが
漢字をあまり知らないので
検索しても
あまり読むことができない。
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父・輝は、
「ゲームは
サタンのものだから
したらアカン。」
と言って
亜武の家では
禁止になっている。
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男の子に人気のマンガ
「ドラえもん」は
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創価学会という
カルト宗教が使っている
三色旗の青色、黄色、赤色で
構成されていると
父・輝が言っていた。
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特に黄色が問題で
在日と呼ばれる
日本人になりすました
朝鮮人、韓国人、中国人の
李家と呼ばれる
家系の人たちが好む色で
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悪魔(サタン)崇拝
している人らは
色、数字、形などに
こだわるそうだ。
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アナウンスが流れてきた。
もうすぐ長野駅。
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携帯の時計を見ると
あと数分で
到着予定時間の
午後4時55分だった。