創世記

リベカの決断

アブラハムが住んでいた
カナンとハランまで
約800㌔ありました。
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アブラハムは
イサクをハランに
連れて行くことを
エリエゼルに禁じました。
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神様から与えられた
カナンの土地を捨て
イサクがハランに
住み着くことを
恐れたからでしょうか。

「僕は尋ねた。
『もしかすると、
その娘がわたしに従って
この土地へ来たくない
と言うかもしれません。
その場合には、
御子息をあなたの故郷に
お連れしてよいでしょうか。』
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アブラハムは答えた。
『決して、息子をあちらへ
行かせてはならない。
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天の神である主は、
わたしを父の家、
生まれ故郷から連れ出し、
【あなたの子孫に
この土地を与える】
と言って、わたしに誓い、
約束してくださった。
その方がお前の行く手に
御使いを遣わして、
そこから息子に
嫁を連れて来ることが
できるようにしてくださる。
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もし女がお前に従って
こちらへ来たくないと
言うならば、
お前は、わたしに対する
この誓いを解かれる。
ただわたしの息子を
あちらへ行かせることだけは
してはならない。』
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(創世記、24章 5―8)
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「僕がまだ祈り終わらない
うちに、見よ、
リベカが水がめを
肩に載せてやって来た。
彼女は、
アブラハムの兄弟ナホルと
その妻ミルカの息子ベトエルの娘で、
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際立って美しく、
男を知らない処女であった。
彼女が泉に下りて行き、
水がめに水を満たして
上がって来ると、
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僕は駆け寄り、
彼女に向かい合って
語りかけた。
『水がめの水を
少し飲ませてください。』
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「リベカは、
侍女たちと共に立ち上がり、
らくだに乗り、
その人の後ろに従った。
僕はリベカを連れて行った。
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イサクは
ネゲブ地方に住んでいた。
そのころ、
ベエル・ラハイ・ロイから
帰ったところであった。
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夕方暗くなるころ、
野原を散策していた。
目を上げて眺めると、
らくだがやって来るのが
見えた。
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リベカも目を上げて眺め、
イサクを見た。
リベカはらくだから下り、
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『野原を歩いて、
わたしたちを迎えに来る
あの人は誰ですか』
と僕に尋ねた。
『あの方がわたしの主人です』と僕が答えると、
リベカは
ベールを取り出してかぶった。
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僕は、
自分が成し遂げたことを
すべてイサクに報告した。
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イサクは、
母サラの天幕に
彼女を案内した。
彼はリベカを迎えて
妻とした。
イサクは、リベカを愛して、
亡くなった母に代わる
慰めを得た。」
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(創世記、24章 61―67)